役割集中カバドリ
シーズン9はモチベ的な問題で初期の方しかレートに潜れていなかったがなんとしてでも2100には乗せておきたかったので一応シーズン9が終わる2,3日ほど前から使用したカバドリ。1900ぐらいから始まり2050前後をうろうろして、最終日の2107が今期の最終&最高レートになった。
自分が長く使っていたこの3匹のガルーラとドリュウズのラインが一時期話題となった役割集中の形になっているのではないかと考え、裏の3匹引きもそれに合わせたメンツとした。
個別解説 採用順です
■カバルドン@さらさら岩 性格:腕白
215(252)-132-156(28)-×-121(228)-67
技:地震 氷の牙 ステロ あくび
カバドリガルーラが軸なので採用理由はなし。
前は地震岩石封じで使っていたが、封じを打ちたい場面がほとんどなかったためメガボーマンダやランドロスに通る氷の牙を採用した。ランドの封じを身代りが耐えるように調整したメガマンダもいるため、吹き飛ばしを切っているこのカバルドンではかなり重宝した技だった。
ガルーラカバドリが基本的な選出だが、ガルーラに出てくる物理受けに投げ、欠伸で流し、次のサイクルではガルーラのなんらかの攻撃+ステロ+後出し時の砂ダメージによって受からなくする。ただ、欠伸で対面しているポケモンを流した際に、ガブやマリルリなど地震で削ればドリュウズの圏内に入るポケモンがいるときはステロではなく地震を優先して打つ。
■ドリュウズ@いのちのたま 性格:意地っ張り 特性:砂かき
185-205(252)-91(84)-×-85-130(172)
ガルーラやカイリューバシャーモのどれかと合わせて役割集中の形をとる。物理受けのポケモンをこれらの駒で負荷を掛けどれかの駒を受からなくし、過労死させる。
ドリュウズに関しては積み技を持っているためサイクル破壊の能力がかなり高い。
今シーズンはクチート軸の増加があったため、明確な対策になる身代わりを採用するのも面白いが切る技がない。
無振りでもスイクンの熱湯を耐えて剣舞地震で砂やステロのダメージも合わせて落とせるのだが、メガヤドランは熱湯が25パーセントの乱数で落ちてしまうため、Bに振っている努力値のあまりをDに振るのもありなのかもしれない(火傷非考慮)
受けまわしの構築にはピンドリュウズ選出することも多く、有利対面で剣舞をして出てきたポケモンに負荷をかけサイクルを破壊する。負荷をかけるだけでなくヘッド雪崩を打ちたい相手なら怯みで突破できたりするのがドリュウズの強いところ。
■ガルーラ@ガルーラナイト 性格:やんちゃ 特性:肝っ玉→親子愛
メガ後実数値:197(132)-194(252)-122(12)-92(92)-108-123(20)
技:捨て身タックル 猫だまし 不意打ち 冷凍ビーム
初手性能の高いガルーラ。Sにほとんど振っていないぶん早い相手の多くは猫不意打ちで上から縛りたいためAはぶっぱ。相手の明確なドリュウズの回答になるカバルドン、ゴツメランド、鉢巻ガブ、ゴツメガブなどを倒す冷凍ビーム。冷凍パンチだと、これらを相手にすると相討ち、もしくはそれ以下になってしまうためノーリスクで倒せる冷凍ビームが重宝する。
相手の物理受けがいなくなればガルーラの猫だまし不意打ちが一貫してくるため、うっかりガルーラを落としてしまわないように立ち回りたい。
シーズン9で使った印象としてはゴツメジャローダも増加していたため、カバドリだと初手に来やすいジャローダを誘って倒せるこのガルーラはやはり扱いやすかった。
■バシャーモ@ラム 意地っ張りAS 特性:加速
技:フレドラ 膝 剣舞 守る
カバドリの呼ぶキノガッサジャローダに強く、害悪系統の構築にも強くなるラムバシャーモ。
受けずらいバシャーモの技範囲を最近の構築では非常に採用率の高い化身ボルトの電磁波で誤魔化されることが多いためラムの実はかなり活きた。また、化身ボルトを誘うという点では非常にカバドリとマッチしている。基本的には炎格闘の範囲で弱点を突いていきたいと思っていたので火力不足だとはあまり感じなかった。剣舞を採用しているが、珠剣舞の受けポケモンをも崩して全抜き!といった意味合いの採用ではなく受けポケモンに負荷をかけ、裏の誰かの圏内にいれるといった意味合いでの採用。
使ってみると珠バシャと違い場持ちの差に驚かされる。
■カイリュー@鉢巻 性格:意地っ張り 特性:マルチスケイル
175(68)-204(252)-115-×-130(80)-114(108)
相手のバシャーモに対する駒。HPが削られている状態でも鉢巻神速によって馬鹿げた火力を先制で連打できる点を評価しての採用。なので少しでも耐えてくれるように耐久には厚めに振っている。Sはこご風でガブ抜きのスイクンを抜く114。
逆鱗の火力だけをみればガルーラの捨身よりも高いためクレセスイクンをふっとばす。なので有利対面を作れて鋼やファアリーがいなければ積極的に逆鱗を打っていきたい。
Dに厚く振っているおかげでゴツメダメ+クレセやスイクンの冷bを耐えることができるため対面でも1:1交換ができる。
雷パンチはほとんど打たないし、打ちたい主な相手であるマリルリやHBギャラを確定で落とせないため正直ナットに強くなる炎のパンチか、ニンフィアを落とすアイへの方が使いやすいかもしれない。
■スイクン@ゴツメ 性格:図太い 特性:プレッシャー
207(252)-x-173(180)-109(8)-136(4)-113(60) (C個体値26、努力値6余り)
技:熱湯 凍える風 眠る 寝言
PT全体を見たときに相手のガルーラの猫だましに誰も繰り出せないのが嫌なので最後に入ってきたゴツメスイクン。バシャーモ同様にボルトロスや電気を誘ってくれるためカバドリが非常に動きやすくなる。
眠るのおかげでガルクレセのどちらにも有利をとれるがそのぶん起点になりやすいポケモン。ガルーラなどの積技を持っているアタッカーの前では安易に眠らないように気を付けたい。ただ最悪ガルーラやカイリューの先制技で縛れる相手が多いので積技と回復技を同時に持っているポケモン以外なら特に問題はない。
[基本選出]
・ガルーラカバドリ
カバが初手だと砂が足りないし、カバを残すという選択肢できないため基本ガルーラが初手。
・カバドリバシャーモ
バシャが一貫していて水がいないとき。カバは普段砂ターンの関係上ステロ欠伸を死ぬまで連打するといった立ち回りはしないのだが、相手がA↑2アップのバシャで全員倒せそうなら欠伸ループしてればおk。
・カバドリカイリュー
相手のバシャ以外はカバドリで行けそうなときの選出。
カバドリ出せないときは刺さってないやつを抜く。基本的にはガルーラ+他の2体。
重いポケモンはメガヤドラン。
処理ルートはカバの欠伸で流してドリで積んで殴って裏の圏内に入れるかスイクンで焼けさせてガンバルしかない。
単純に言うと切ってます。もう少しこの構築をベースに考えていくかもしれませんがその時はメガヤドランに対する回答を用意したいですね。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
なにか要件があったらtwitter @KaNo_pokeかコメントまでどうぞ